640 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/04 02:53
ウチの会社の派遣社員のGさんから聞いた話。

以前務めていた会社で残業で帰りが深夜近くになった。
タクシーで住んでるマンション近くに着いたのが大体夜中の1時前くらい。
ちょうど季節は5月半ば。人気の無いマンションを心地よい夜風が吹いていた。

Gさんは欠伸して上を向いた。真っ暗な背の高い建物の輪郭と夜空が見えた。
と、突然、首がさらに上を向こうとする。急に後ろで縛ってある髪が重くなったのだ。
Gさん実はこのとき髪がかなり長かった。腰くらいまであった。それが下に引かれる感覚がした。

今思うと、その感覚は誰かが後ろで髪を掴んで引っ張っている、というよりも
何かが髪にしがみついている、といった感じのものだったそうな。

うそーん、誰? 痴漢? でも私以外誰もこの歩道にいなかったしなぁ。
そんなことを考えながらGさん、重さを感じた瞬間、慌てて後ろを振り返った。

背後には誰もいなかった。

しかしGさん、このとき変なものを見てしまい、ついでに変なものにも触れてしまった。

641 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/04 02:54
>>640続き
Gさんの視界の隅っこに何か「赤ん坊の手」みたいなものが映って、消えた。

・・・何、今の? その次の瞬間、ぶにゃっとした感触。

Gさんは右方向に振り返ったわけだが、その勢いによって、髪が身体の左方向に振り子の
ように揺れた。そのため、「髪の先に掴まっていたもの」の一部が見え、その後、
左腰と荷物を持ってた左腕にそれがぶつかったらしかった。

うわ。とGさんは思った。ぶつかったものは妙に柔らかかった。
重さはその直後に消えていたが、さすがにゾッとしたGさん、今度は慌てて左後ろを
振り返った。歩道脇にある植込みの中を何かがざざざざざざと走る音がした。

それが何かは周囲が真っ暗だったし、Gさん自身も目が悪いためわからなかったが、
大きさ的には猫くらいの大きさの、青っぽい色の生き物? だったそうな。

怖くなったGさんは駆け足で自分の部屋へ帰って、速攻で寝た。で、次の日の朝、
服のその変なものがぶつかった部分を見てみたら、少量の泥が付着していたらしい。

「多分、猫の見間違い。もしくは新種の妖怪じゃないかな?」
今はかなり短いショートカットなっているGさんはその体験をそう結論付けていた。