今から9年前の話なんですが。家族でY口県の旅館に泊まった時の話です。
父が旅館の予約を入れといたはずだったのですが、旅館が1日、日を間
違えていて別館の部屋が満室の状態でした。お詫びと言われ従業員が仮眠
室として使っている本館の部屋に泊まってくださいと言われ、他の所も取
れなかったのでそこに泊まる事になりました。もともと霊感が強かった母
は部屋に入るなり「なんか気持ち悪い部屋」と言ってました。部屋の場所
は旅館の本館の3階にあり、トイレは離れに男女共用の一箇所だけ。部屋
に着いた僕はトイレに行きたくなり、兄と2人で行きました(怖かったので)
そのトイレの便器は全部和式で、仕切りの下に10cmほどの隙間が開い
ており覗けば隣が見える感じでした。兄が先に用をたして「先に部屋に戻る」
と言い、出て行きました。そのあと直ぐに出ようとしたら、いないはずの
隣の便器から「カラン カラン」と紙を取る音が聞こえてきたのです。兄
の悪戯だと思った僕は「やめろよー」って言ったのですが返事も返ってこ
なく、音も鳴り止まなかったので、下を覗きました。どこの便器にも人の
足など見えず紙を取る音も早くなっていき、僕は怖くなって穴もふかずに
出ようとしたらトイレの鍵が開かなくなっていて、いきなりトイレの水が
一斉に流れ出しました(多分全部の水だと思います)。泣きながら必死に
鍵を開けようとしていたら、鍵がいきなり開き走って部屋まで行くと、
父が青ざめた顔で皆に話をしていました。聞くと僕が体験した事と同じよう
な事が一階のトイレであったとの事でした。旅館の人にそのこを話すと戦争
があったころ本館は全部、負傷した人や死人で一杯だったそうです。最近何
事もなかったので部屋を貸したそうでう。その旅館で撮った写真は全部白い
靄みたいなもので埋め尽くされていました。家族揃ってお払いに行ってきま
した。今でもその旅館はあるらしいです。
文章が長く下手でごめんなさい。